怯えるばかりの自分に、彼はいっそ聞き分けのない子供に言い聞かせるように微笑んで・・・。
「怖くなくなるクスリをあげるよ ずっとここで幸せに暮らせるように」
「怖くなくなる薬をあげるよ ここでずっと幸せに暮らせるように」
彼の手の中で光る注射針の閃きが心の中まで突き刺して・・・ ゆっくりと蕩けていく視界の端に彼の笑顔が焼きついた。
「僕が貴方の虜囚なら、 僕を捕らえて繋ぐ貴方も僕の虜囚と同じ・・・」
もう逃げられない・・・ ・・・僕は彼の虜・・・けれど・・・だけど・・・